監査法人就活対策#1 自分に最適な企業・法人を探すプロセス

監査法人就活について

 

今回は監査法人の就活についてまとめていこうと思います。

 

自分自身、一般的な就職活動を経験しており、就活支援サービスの立ち上げ・運営経験もあるため、監査法人就活をされるみなさんの助けになれば幸いです。

 

 合格後の流れ

今年の合格後の流れはこちらのCPAさんのツイートでスライド2枚にまとめられているのでこちらをご覧ください。

 

ざっくりと説明すると、

論文式試験が終わったら、オンライン説明会があって(対面個別相談もあって)、面接があって内定、という流れです。

なお、上記のCPAさんの内容は4大監査法人についてのスケジュールなので、その他の監査法人税理士法人FAS等はこの限りではありません。

 

就活のゴールは何か?

就活のゴールは究極的には、「自分に最適な企業・法人の内定をもらうこと」です。これを達成するには、「自分に最適な企業・法人を探すプロセス」とその法人の内定をもらえるように「自分をうまくアピールするプロセス」を経る必要があります。

今回の記事ではとりあえず「自分に最適な企業・法人を探すプロセス」について解説していきます。

 

STEP1:自己分析

就活の定番、自己分析です。

この段階でみなさんがやる必要があるのは、自分が将来公認会計士としてどのように活躍したいか?という将来やりたいことの分析だと思います。例えば、監査法人のパートナーになりたいとか、独立開業したいとか、一般事業会社の経理をやりたい、とかを考えることが必要です。

当然特に決まっていないという人もいると思いますが、一度考えた上で特に決まらないというようであればそれはそれでいいと思います。

「自分をうまくアピールするプロセス」で自己分析のより詳細なやり方について書きたいと思います。

 

STEP2:法人分析

自己分析が終わったら、次は法人の分析をしましょう。

法人分析に必要な情報を収集する手段は例えば以下のようにあります。

  1. 法人のウェブサイト・パンフレット
  2. 法人のイベント
  3. 法人の職員への質問
  4. 口コミサイトの閲覧

法人分析でやったほうがいいこと

・とりあえず気になる法人の説明会に参加する

少しでも気になる法人があれば多少面倒でも1回は説明会やイベントに参加した方が良いと思います。自分は最初に大手4法人と準大手1法人の説明会に参加し、そこから数を絞っていきました。最初は大手3法人くらいの説明会出ればいいかなと思っていたのですが、実際参加してイメージが違った法人もあったのでできるだけ1回は説明会やイベントに参加するといいと思います。

・何をどのくらいできるのかをヒアリングする

一通り法人を回るとわかりますが、特定の法人でしかできないことはあまりありません。しかし、法人や部署によってその程度・確率の差はあります。特定の産業の監査を希望する場合や特定の業務を希望する場合などは、自分がやりたいことをどれくらいの確率、年間どれくらいの割合でやれるのかをヒアリングしましょう。 

・外部サイトを閲覧する

Openworkなどの外部の口コミサイトは書いていることの信憑性がやや乏しいですが、気になったところは職員の方に質問してみるといいと思います。

PCのスペックやリモートの接続環境、パンフレット等に記載されている規則が遵守されているかなど、自分では気づかなかった点が見えてくることがあります。

 

STEP3:自己分析と法人分析を組み合わせて自分に最適な法人を選ぶ

ここまでの自己分析と法人分析を踏まえて、自分にあった法人を選んでいきましょう。

(なおこの法人選びのステップは、選考を受ける法人を決める際と選考中・選考直後に法人を決める際の2度行います)

 

個人的な法人選びポイントを列挙していきます。

・やりたいことをやれるか(仕事内容)

 やりたいことが決まっている場合、その業務をどれくらいの確率で全業務時間のどのくらいの割合で関われるかは重要なポイントになります。BIG4であれば特定の法人でしかできない業務は基本的にないので特に重要なのはどれくらいその業務に関われるか?という点になります。

・労働環境

 労働時間やICTの整備状況、PCのスペック等は法人や部門によって異なる可能性があります。自分の望む働き方と志望する法人の労働環境がマッチしているかは法人選択のポイントにいれるとよいでしょう。

・人

 非常に漠然としたポイントですが、監査法人のみならず全ての就活において就活生の法人・企業選びの最重要ポイントとして上がるのがこの「人」です。 実際、人間関係は労働時間・待遇に並び、一般的な離職理由の上位に上がるものであるため、自分に合った人と働くことができるか否かは重要なポイントとなります。しかし、リクルート活動に出てくる職員の方々が母集団を代表していない可能性は十分にあるということに留意することが必要です。そのため少しでも多くの職員の方々と接触し、できるだけサンプルの偏りをなくす努力をすると良いと思います。

 

おわりに

今回は、「自分に最適な企業・法人を探すプロセス」を簡単に解説しました。

次回のブログでは「自分をうまくアピールするプロセス」について書く予定です。ESの書き方や面接での対応などをお伝えできればいいなと思っています。